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ATELIER
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作詞 oreneko |
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今までの人生を振り返った時に
何点ぐらいだろうかと君に問う
答えはなんだっていいんだ
ただパレットに色を重ねた
幸せになるたび 怖いと思うのは
失くすことばかりを考えるから
過去の事はもういいよ
未来の君が全部ほしい
もしも僕らの人生が真っ白な画用紙に
何か一つの作品を描くようなことならば
何も描けず震えてた君のその指を
そっと握って同じ絵筆を支えるよ
そんなことをもっと
伝えられればよかった
遠回りして迷い込んだ道に
咲いていた希望があった
目に見えることばかりだったな
僕たちが気にしてしまったのは
間違い探しじゃなくて 正解探し
でも 正解なのに間違いになることもある
自分らしく生きることに
迷った君が残したもの
死んでしまうということは救いであってほしい
辛い記憶さえ飲み込み 優しく包んでほしい
その背中の傷跡も 飛ぶための羽根であって欲しい
祈ることの尊さは どうかいつまでも
消えないでいて
この画用紙には
君と僕の2色でいい
いつかその色が混ざりあって
新しい色が産まれるなら
なんて絵空事を信じていた
ねぇどれだけの悲しみに触れられたとしても
あの日の君の涙を拭うことは出来ない
だからこそ この銀河系で
どれほどちっぽけな勇気と
愛情だったとしても
いつかは伝えにいかなきゃね
もしも僕らの人生が真っ白な画用紙に
何か一つの作品を描くようなことでもさ
何も描けなかった君の ありのままを抱きしめる
絵筆なんかもう要らない
勝手に始まった鼓動が いつか止まってしまっても
この地球の真ん中と へその緒で繋がってるなら
輪廻転生もいつかは終わりがくればいい
君を忘れてしまうのに
新しい人生など生きたくはないから
朝焼けの紫が
あの髪飾りの赤が
雨傘の黄色が
あのスカートの青が
透明な声が
塗り切れない想いが
未だこのパレットに
ずっと残ったまま
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