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鉛の翼
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作詞 FELLOW |
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この声が届いたら 手を伸ばしてほしい
あなたがいる空の上から 下へ 下へ
鉛の翼が生えた この身体(カラダ)は重くて
あなたの空に行きたくて 上へ 上へ
雨がふりだした帰り道
気づかい 傘に入れてくれたね
こぶしひとつぶんたかい その背中に
こ こ ろ ひかれていた
飛べないと知っていても
あなたのために のばしつづけてしまう
鉛の翼の重みに この心 おしつぶされそう
電話をかける度に 『ほんとう』がわかってしまう
誰にも優しいその笑顔の 裏を 裏を
痛み出すこの胸のドアから 何度閉めだそうとしても
涙の雨をふらせてしまうの 表に 表に
今すぐ抱きついて泣きたいの
ワインにも手伝ってもらってね
くすり指のそのかがやきを どこかで
う ら み にらんでいた
飛べないと知っていても
断ち切れずに 雨にさらしてしまう
鉛の翼はさびて やせた身体につきささる
電話帳を消しても
仕事先変えても
どこかであなたに偶然
逢うこと と 逢えないこと
両方ねがってしまうよ
飛べないと知った今も
断ち切れずに 雨にさらしてしまう
赤い血のさびがうつり たましいさえむしばんでく
飛べないと 知った今も
あなたのために のばしつづけてしまう
鉛の翼の重みは この身体をたやすく超える
飛ぶために生やした翼に しばりつけられている
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