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電報を読んだ女
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作詞 FU-TO |
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音音街など
見果てぬ話を聞いても
君の姿は浮かばない
冷えた郭公の鳴き声に
朝の趣を感じるのです
行き先の無い車を
其処へ連れて行って
「路地ノ闇ニハ
何時カハ用心ヲセヨ」と
君の言葉は伺えない
煎った果実の飽和音
夜に寝床を拵えるだけ
水色も無い命を
此処に置いていった
君を呼んでいる
秋色を背負った女は
景色を彩るものよ
未だ安物だと思っていたのかしら
展望を理解った女は
絶えず強かである
未だ割物だと思っているのかしら
もう直ぐに冬でしょう
御声を聞きたく存じ上げます
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