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電報を読んだ女
作詞 FU-TO
音音街など
見果てぬ話を聞いても
君の姿は浮かばない

冷えた郭公の鳴き声に
朝の趣を感じるのです

行き先の無い車を
其処へ連れて行って


「路地ノ闇ニハ
何時カハ用心ヲセヨ」と
君の言葉は伺えない

煎った果実の飽和音
夜に寝床を拵えるだけ

水色も無い命を
此処に置いていった

君を呼んでいる


秋色を背負った女は
景色を彩るものよ
未だ安物だと思っていたのかしら

展望を理解った女は
絶えず強かである
未だ割物だと思っているのかしら


もう直ぐに冬でしょう
御声を聞きたく存じ上げます

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公開日 2011/11/01
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