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終着点
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作詞 青葉巽 |
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1.自分の不本意のままの状態を
「終わった」と表現する子達が居た
嘆いている様子も無かった
自らそのままに終えようとしているのだろう
もう凶器を持たないでね
その素直な言葉とねじれの位置に
本心を窒息させて燃やすことはしないでね
今まさに僕がお困りなのさ
君の見本となる年上として
僕自身の悩みとして
一つの希望であった太陽が
天空の星達と地上の明かり達へと
散らばり 散りばめられていく
ふと目覚めた時が夜だったとしたら
その世界を新しいものとして
受け取るのだろう
終わったものとして
まだ終えられていないものとして
星達と明かり達を名残として
先ず全てを消していく意志を以てして
2.もう旅立っていこうね
心を捏ねて尖らせ先に見立てて 体の場所をそのままに
頭脳を明瞭に 夢想を計画の運びに
無数に粉々であった夜の光が
日の出に比例して青々しさへと
馴染んで 馴染ませられていく
黄色と橙の象徴は
また別に天球を
じりじりと昇って来る
一つの希望である太陽が
天空の星達と地上の明かり達と
毎日 一日を入れ替える
やがて目覚める時が朝だとしたら
今日の僕は寝床に入って
別物を繰り返そう
終わったものとして
まだ終えられていないものとして
星達と明かり達を名残として
いずれ全て引き継ぐ意志を以てして
夢は果てらせる祖先として
また次の夢を出産する親として
今日明日僕ふたり母子として
全てを道連れに新しい双子へと
悲しそうに「終わった」と呟くなら
達成を遂げた時に叫んで「終わらせた」と喜びたい
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