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冗談を考える
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作詞 青葉巽 |
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1.冗談を言う練習をしていた
大げさすぎたのか 反感を買った
でも中身は事実じゃないか そう思った
僕は達者な冗談を言ったものだ
前の言葉と今の言葉とを巻き付ける綱が
あまりのとんちに驚いて切れただけだろう
冗談の口振りにかけるしかない人も
相手の機嫌のよりようで 唸り返す自分の心も乱される
2.それでも冗談を言うときは
やはり 機嫌を持ち上げるためであって
言葉の外見(そとみ)は 人々を踏まえがちながら
中身を自分で操るようには 操りきれない物だから
前の言葉は 更に前の言葉と繋いだ上で
事実を踏まえた上に印象をがらりと変えるべきなのだろうな
冗談を言われ続けて怯えた人も
恨み返すために冗談を用いて戦ってはだめだ
冗談を使い始めて人々に慣れたところを
「やめなさい」という人が居てもめげてはだめだ
3.冗談を言いつつ 誰も蔑んでいない
そんな人が実際のところ好かれているし 僕も好いている
小汚い冗談に代えるものなら
小汚い印象を 華の冗談に
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