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初秋の北風と真夏の太陽
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作詞 メメント |
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強烈な日差しに手も足も出ず
汗を流していた日々が少しづつ沈んでいく
涼しさとともにすぐに日は暮れ
虫の音は懐かしい歌を披露してくれる
そして僕は夜の街をうろつく
何の苦痛もない
ただ名残惜しい.…
北風を踏みしめる姿を想像していると
また夏が舞い戻ってきやがった
いいかげん下らない光をどけろよ
報われない努力に疲れ果て
熱帯夜の亡霊に何度も起こされては着替えた
やがて僕は思い出として振り返る
何の障害もない
ただ遠い眼を向け…
理性を取り戻していく世界を夢見ると
また夏が不意打ちに顔を出す
やっと過ぎ去ったと思ったのに
ぎらつく光で焼けて色あせ衰弱していた色は
初秋の香りに包まれ味わい深くなるはずだった
北風を踏みしめる用意をしていると
また夏が舞い戻ってきやがった
いいかげん下らない光をどけろよ
いいかげん蒸し返すのはやめてくれ
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