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デオルギーが死んだ
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作詞 N. |
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デオルギーが死んだ
デオルギーはいつも優しいが
ときどき噛み付いてきて困った
デオルギーはミルクが好きだが
調整乳は受け付けないらしい
デオルギーが死んだ
不思議なナキゴエで僕を泣かせた
何処からやってきたのか皆目見当がつかないが
くもり空を見るといつも 押し入れに隠れて震えてたから
きっと雨の降らないところで生まれたんだろう
デオルギーが死んだ
デオルギーは人間じゃないが
どんな友達より大好きだった
デオルギーは春が好きだが
僕は春が大嫌いなんだよ
デオルギーが死んだ
不思議なナキゴエで僕を泣かせた
その声の主はもう冷たくなって動きはしないが
春の空はやはり今日も 薄ピンクに染まって嬉しそうだ
散った桜が土を掘る手に降りかかってくる
デオルギーは笑った
デオルギーは泣いた
デオルギーは僕を好き
僕もデオルギーを好き
デオルギーが好きな季節はもうすぐ終わるよ
淋しいかい?
デオルギーを埋めた
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