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タンポポの白い綿毛たちへ
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作詞 レッドテールキャットフィッシュ |
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今日は卒業の日 きてほしかったようなきてほしくなかったようなそんな日
勉強以上のものを学べた 慣れ親しんだこの校舎とも最後のお別れ
グラウンドにまっすぐのびる100メートル走のトラック
より速くより強くを目指して駆け抜けた
競い合ったライバル 眩しいな 青春の汗
もうさよならなんだね もう行かなくちゃなんだね
この先に待ち受けるのはジャングルかオアシスか氷河か蜃気楼か
ポケットの中にあるカメラの感触 教室の自分の席 突っ伏して眠ったふり
分かりかけているんだ 世の中は喜びと悲しみを分かつ選択の連続だってこと
泣きながら笑ったのはあの時以来ないな 胸を張って言える 宝物さ
自分に見つけられた図書室 昼休みにギターを弾きにきた音楽室
今でも内に秘めている意識があるけれど焦燥感に苛まれた夜が幾日もあった
書いては消して教科ごとに表情を転じる黒板
好きだった女の子に告白して振られた体育館の裏
窓際一番後ろの席で浴びた青春の日差し
もう戻れないんだね もう帰らなくちゃなんだね
久しぶりに母校を訪ねた そう言えばタイムカプセルはどうなったんだろう
目を閉じて聞こえてくるのはあの頃と同じ生真面目なチャイムの音
頭の良さは必ずしも勉強ができる事では決してない 気付いたんだ
いつもつるんでいたやつらとは今でも親友さ 1番大切なものは絆だよ
またひとつページがめくられた
タンポポに息を吹きかけて白い綿毛が飛ぶようにそれぞれの場所に種を植える
別れに文句を言いたいけれど
今はただキラキラとした希望を胸に その声の赴くままに 飛べ 飛べ
この先に待ち受けるのはジャングルかオアシスか氷河か蜃気楼か
ポケットの中にあるカメラの感触 教室の自分の席 突っ伏して眠ったふり
分かりかけているんだ 世の中は喜びと悲しみを分かつ選択の連続だってこと
泣きながら笑ったのはあの時以来ないな 胸を張って言える 宝物さ
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