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作詞 サブマリン
たしかに何もない
あるのは 君と僕が一緒に居た“今まで”だけ
寄る辺のない 頼りなさに凍えた
そんな夜は 離れていても ただ会いたくて

甘い台詞も 耳障りのよい言葉も
もうさよならさ 幻想じゃない現在を生きる

すべてを過去にしてきた自分で ただ一人
なるほど 人間は孤独な生き物だなんて
そんな戯言が 心に滲みてくる
生きる事は難しいんですね
難しくしてるのは自分なのに
そう もう答えはここにあるはずなのに


たしかなものもない
あるのは 過去と現在を詰め込んだマネキン
知る由もない 運命の行方を探って
一期一会 “はじめまして”と“さよなら”繰り返して

粗い筋書きと 安物のインクで書き込んだ注釈
見知らぬ二人が また寄り添って生きてゆく

すべてが日常になってきた いつかの夢の場所も
なるほど 人間は学んでゆくものなのでしょう
そして無くしたあと 尊さに気付くもの
過ぎて行った毎日に 餞も出来ぬまま
そう もう現在は進んでいるはずなのに


騒がしくなってきた未来を とやかく言ってくる周囲も
全部 ひっくるめた現在として風に立つ
これまでを忘れないように すべて噛み締めて


すべてを過去にしてきた自分で ただ一人
なるほど 人間は孤独な生き物だなんて
そんな戯言が 心に滲みてくる

すべてが日常になってきた いつかの夢の場所も
なるほど 人間は学んでゆくものなのでしょう
そして無くしたあと 尊さに気付くもの
過ぎて行った毎日に 一人静かに餞を自分に
そう もう答えはここにあるから

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公開日 2013/12/06
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コメント 7つ目の詩。自分自身で、過去を過去として受け入れてゆく。そうやって「学んできた」これまでの時間に今、餞を。これからの時を受け入れてゆくための餞。“今”を受け入れるための餞。
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