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レトルト
作詞 サブマリン
冷え切った空気を暖めたら
そう あの日と同じ 生きがいを感じられるから
その手を握りしめて その存在を僕に知らせて

押し黙ったまま 荒廃してゆく世界は上辺だけ
きらびやかに光っては 無機質に濁流へと身を委ねてゆく

たった3分あれば 君の心も僕の心も温まるのに
灯した炎すらも 見出だせないそんな世の中じゃ
いつまでも 空腹感は満たされはしないまま
波風が立って 揺らめく希望が失望に掻き消されても
僕は明日の予定を 手帳に書き込んでいる

冷め切った懐を握りしめて
その拳はいつの日か 本当の温もりに辿り着く為
その指を絡めさせて 僕の存在に早く気付いて

耐え切れなくて 沈黙を破った者は夢さえも破る
眠れぬ夜を彷徨う いつかの記憶は本質と向き合ってゆく

きっと3年経てば 君の心と僕の心も近づくのに
二人が歩く明日の姿さえ 何処にも居なくて
いつだって 僕ら何一つ見えぬまま
冷え切った手を重ねても 指を絡めて強く握ってみても
不確実と不安定に揺れる明日を
昨日の残像から導き出すだけ


たった3分あれば 君の心も僕の心も温まるのに
灯した炎すらも 信じられないそんな世の中じゃ
いつまでも 空白の心は満たされはしないまま
波風が立って 揺らめく希望が失望に掻き消されてゆく
けれど僕は もう一度信じている
微かに燻ったままのきっかけを 探し続けている

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公開日 2010/05/29
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コメント 冷え切った空気。その感覚が二人を包んだとしても、きっともう一度温めなおす事が出来るはず。だけど灯した炎すらも、見出せないまま、燻っている。きっかけとなる事柄を探しながら。
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