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決して届かぬ月のように
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作詞 秋ノ子 |
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ねぇ知ってる?
月の光は約8分前のものなんだって
例えばキミが月だとして
あたしは小さな小さな町の
一本の樹(き)だとして
どんなに現在(いま)を見ようとしても
キミの光は過去のもの
キミの笑顔は過去のもの
少なすぎる月の光に照らされて
あたしは今日も生き延びる
キミの光は思い出となり
あたしに染み込む
悲しく流れる雨は
あたしをうるおす恵み
月に恋した馬鹿な樹
毎日同じ時間に出て
同じ時間に消えていく
そんなキミを見てるだけ
周りの樹達は言うの
『新しい恋』を探しなさい
でもあたしにはわかる
キミ以外にこの暗闇で
これほど輝くものはいない
どんなに遠くにいても
どんなにあたしを見ていなくても
惹かれてしまうの
キミは忘れてしまったかもしれないけれど
二人で過ごした数え切れないほどの星達は
一つも忘れちゃいない
たった一つ伝えたい
キミが好きだってこと
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