|
|
|
誰よりも大好きな君へ
|
作詞 S |
|
僕の描いてた理想がまさに目の前に現れた
水族館横で笑った君の笑顔、その日から僕の頭から君が離れない
失うことが怖くて一歩踏み出せない日々、でも僕なりに勇気を振り絞ってみたよ
君だけに見せる女々しい僕、強がっても君の前では弱くて
想いを伝えるのも時間がかかったね、普通なら呆れて帰るだろう
でも君は聞いてくれた、僕の話を真剣に
そして君は小さく頷きそれから幸せな日々始まった
君の笑顔、、君の言葉、君の仕草、小さなこと全てが幸せに感じて
毎日が楽しくて、今まで感じたこと無いくらいの輝いた日々
その裏で君は苦しみ、辛い思いをしてた、優しい君、僕を傷つけるのが怖くて言い出せなかった本当の気持ち
それすら僕は気づかなかった、「可愛い奴だ」とはにかんだ
君の誕生日、昼飯抜いて、大好きな煙草やめて、何もかも我慢して貯めたお金を握り締めて
安くても気持ちのこもったペアリング、君の喜ぶ顔が見たくて色々考えたっけ
前日嬉しくて寝れなかった、君のリアクション想像して、勝手ににやけて
君の誕生日、思いを込めたこの指輪、こめられた意味は「ずっと一緒」
渡した瞬間複雑な顔、重い口開けて君はいった
そう、全てが嘘だった、僕を傷つけない為にでた同情だった
頭の中が真っ白で、現実を受け止められなくて、夢だと思い逃げ出そうとしたけど、君の涙がそれを止めた
「馬鹿だ俺・・・・」とい心の中で呟きながら、堪えきれない涙堪え、やり場の無い気持ちを抑え、つらそうな顔した君にこう言った
「俺のせいで辛い思いさせてごめんな」
自分に呆れた、辛いのは僕だ、泣きたいの僕なのに、こんな状況でも大切に思えるくらい君が好きだった
「殴って」と言った君の頬を殴れるはずも無くただ悲しくて、逃げたい気持ちで一杯で、現実を受け止め切れなくて
でも怒れなくって、騙されてたって知ってもなお君のことが大好きで、いっそ恨めるものなら楽だろうなと吐き捨てて
いつか終わりが来るのを分かってた、男らしくないのも分かってた、でもそれでもそばにいて欲しかった、中途半端でもよかった
君のためならプライドも夢もお金も幸せも何もかも捨てれる
自分で言ってて思った俺は「史上最大の馬鹿野郎」って
いつか終わりはやってくる、その時俺はどうなるのか?
偽りの愛だけどまだそばにいてくれる君へ、君が心を許す人はどんな人なんだろう?
俺のプライド、誇り、信念、その全てをすてても変わるから
一生離れないでそばにいて、君がいなきゃもう駄目なんだ
でも分かってる、いつか来る、君を幸せにする素敵な人
諦められない、離したくないけど君の幸せを奪う権利は俺には無い
だったらせめて言わせてよ、これだけは絶対に守ってくれよ
世界中の誰よりも幸せになるんだ、できないなんて言わせねぇ
誰よりも愛した君へ送る最後の強がり
堪えた涙も溢れ出し、手放したくない気持ちも溢れ出し
それでも君が幸せに「なるなら、それだけがゆういつの俺の救い
遠くなって行く背中、隣には俺じゃない男
幸せそうな君の笑顔、俺には見せなかった笑顔
最後に言わなくちゃ、たとえ聞こえて無くても
最後の勇気振り絞って、溢れる涙も今は堪えて
声にならない声振り絞って、君への僕の最後の一言
「出会ってくれてありがとう、君と出会えて幸せでした」
もう見えなくなった君の背中、僕の想いは届かない
「これでいいんだ」と言い聞かせ、無気力な日々を生きていく
あれから何年経ったのかな?僕は少しは変われたかな?
今でも君の事が頭から離れない、そんなある日届いた一通の手紙
僕の同じ苗字だった君、それがもう今は違う苗字
写真に写るのは幸せそうな君、最高の幸せ掴んでくれた
あの時交わした最後の約束、君はちゃんと守ってくれた
何年ぶりにかの君への電話、あの頃と変わらない優しい声
「結婚おめでとう!」
と声笑い、顔は泣き、「俺も幸せだと」嘘をつき
忘れらる訳もないけれど、一生消えない恋だろうけど
携帯電話のメモリー、震える手で君の名前を消し
もう二度と会うこともないと、自分の中で無理にケリつけた
それからさらに数年後、幸せそうな家族を見つけた
小さな子供を肩車してるお父さん、その横にはあの時と変わらない笑顔の君
すれ違う二人、俺は気づき、君は気づかずに
ただ去っていく君を見つめていた・・・・
|
|
|