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修正筆の彼女
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作詞 籠目 |
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もし私がナイフを持って道路を縦横無尽に駆け回り、すれ違う人達を傷つけたら私はどんな贖罪をすればいいの?
そう聞いたら君はこう答えた。
より一層深い常闇に堕ちて行ったらいいんじゃない?
そう、貴方はそう思っているのね。私ならその様な事をさせる衝動を修正したいわ。
雨の中ポツリポツリポツポツリ
広がる朱色は止まる事は不可能
私の手には修正筆。
はい一つ衝動を修正したわよ。
要らぬ愛情に嘔吐し、生きることへの欲はとうに無である。
沈没した私が最後にやること
修正筆の彼女はフラリフラフラフラリフラ
堕ちる場所は修正筆の白い液
白から朱へと変わりゆく・・・
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