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君の名を呼ぶ
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| 作詞 Candy |
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僕は君を知ってる、その手の温もりだって知ってる・・・でも、思い出せないんだ
君が僕の為に流す綺麗な涙の理由も分からない・・・ただ、心が苦しいんだ
君は誰？僕の何？そう口にすれば、あぁ・・・また泣いてしまうんだね
泣かないで、お願いだから、どうしてか心が苦しいんだ
手を、その濡れた頬に伸ばしてみれば、君は僕の手を握り返して微笑むんだ・・・
僕は大切な何かを忘れてしまったんだ・・・だから君を見るとこんなにも苦しいんだ
泣かないで、お願いだから、僕のために無理なんかしないで・・・
この無機質な、狭く、白い空間の中で、僕は何も出来ずにいる
毎日、毎日僕の元を訪れては微笑んで、ただ頷く事しか出来ない僕に、毎日の何気無い出来事を楽しそうに話しては「また明日ね」と笑顔で手を振って帰る君
だけどどうして？部屋を出た後、ドアの向こうで僕に気付かれないように声を殺して泣くのはどうして・・・
心が叫ぶのに、理由が分からなくて、心がこんなにも苦しいのに、自分の事なのに、分からなくて・・・どうする事も出来ない自分に無性に腹が立った。視界が、世界が滲む
神様なんて信じてなかった、だけど、お願いだ・・・僕を、僕の失われた記憶を、心の苦しみの理由を、教えてくれ・・・一生で一度の願いなんだ、あの笑顔が見たいんだ
目を覚ますと、居るはずの君が居なかった・・・次の日も、その次の日も・・・
頭が痛み出す、割れそうだ。今分かったんだ、、、君を、失いたくない・・・
“行かないで、僕の元を去らないで、君を・・・思い出したんだ”
頼むから、僕の傍を離れないで、辛い思いをさせてごめん・・・
一番辛かったのは君だったのに、僕はそれさえ気付く事が出来なかった・・・
だから、今度は僕が君に会いに行くよ
そして僕は、、、君の名を呼ぶ
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