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王妃を護りし騎士の劍
作詞 雪城院 零羅
我が心は忠実なる下僕となって
嗚呼その使命を果さん
甲冑には身を任せず神の施し
嗚呼その眸は濁らぬ

玉座を壊され故郷(くに)が滅んでも
此の劍が錆びに塗れてても
愛しき尊し貴女護るため
掌の中 踊りゆく

扨行こう じゃじゃ馬の手綱の絶ち斬り
逃れる道は塞がれた
城壁に鏤めた宝石を砕けよ
麗しく唯立つだけでいい
曇天を眺めて 独り何を想う
夢より骼(ほね)に縋りたい

名誉だとか栄光とか地位は要らない
力のみくださいますか
情けという甘さ捨てし未來永劫
洗浄は血の海となる

手足が千切れて膿み尽くされても
四肢の動きが封じられてても
懐かし怖々天(そら)を煙らせず
私は盾として歩む

扨行こう 雑魚と云う蟲達を斬り捨て
戻る事は出来ぬだろう
嘶きが此の森に響いた時こそが
戦いの始まる鐘となる
救済を求めて 祈りを捧げる
世界ヲ 変エテ クレマスカ

暗闇に汚れて見えぬ夜空が
居場所が解らず叫ぶ朝日が
恨めし苛立ち哀しき悔いし
貴女の遺骨で墓石を創造

扨行こう じゃじゃ馬の手綱の絶ち斬り
向かいの道は塞がれた
頂上に鏤めた刃を砕けよ
愉快に嘲嗤うだけでいい
翅を舐って 勝利を攘んで
曖昧に身を任せよう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2009/05/02
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コメント 騎士が大好きな、しかし結ばれる事のない王妃の為に戦うイメージ。
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