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口笛とタイムトラベラー
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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机の上 だいぶ前からレンズの無いアイピース
古くさいその模様は 子供の描いた迷路のよう
君は嬉しそうな顔をして 指でなぞった埃の先
レンズを嵌めて 出口があるのか探してみよう
机の中 ネコ型ロボットによるタイムトラベル
空想から産み落とされた想像の中で溺れそう
少し大げさに呟いて 奇跡を見間違えたのか
レンズを嵌めて バレないように確かめてみよう
変わったもの 変わらなかったもの
好きなもの そうじゃないもの
見失わないように 優しい禁忌の向こう側で
僕は いつも怯えていた
毎日 朝まで巻き戻して また小さな始まりを始めよう
柔らかい光に乗って 口笛は透明になって 空に溶けてく
おんなじメロディに乗って 口笛は何度だって
さぁ
机の上 だいぶ前からレンズの無いアイピース
失くしたレンズの場所 本当は知っているけれど
ピアノの鍵盤を踏みしめて 誰が奏でたドレミの先
3度目のリプレイ 僕の知らない未来のやり取りを
変わったもの 変わらなかったもの
好きなもの そうじゃないもの
見失わないように 優しい禁忌の向こう側で
本当は ぜんぶ覚えていた
毎日 朝まで巻き戻して また小さな始まりを始めよう
柔らかい光に乗って 口笛は透明になって 空に溶けてく
おんなじメロディに乗って 口笛は何度だってさ
毎秒 窓枠を切り取って 二度とない景色を閉じ込めよう
空気の膜が震えて とっくに耳に馴染んだ ソレを奏でる
おんなじメロディに乗って 口笛は何度だって
あの日まで 僕を連れていく
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