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メモリータイマー
作詞 show人
今、十三時を回ったところ
今日も半分と少しが過ぎた
その半分を思い返そうと
ソファーに浅く腰をかける

擦り切れ始めたフィルムは
瞼の裏に映ることなく
やがて、白い光と共に消えた

一方通行列車の窓から
切り取られたシーンが映えるのは
切り取られたその一瞬だけで

まして過去の形ないものなんて
形骸化することさえないから
夜が明ければ無かったも同然

今、二十二時を回ったところ
今日も残り僅かとなりそうで
その残りと明日 どちらをとるか
ソファーに腰をかけて考える

俯瞰できない人間を
横目に笑う悪魔と天使
生き残ることができるのはどっちだ?

先端技術のさらにその先に
欲しいものがあるのかどうかは
まだテーマにしたくないんだろう?

まして未来を形作るなんて
その前にやるべきこと多すぎ
あっけなく白紙と化した青写真

目の前に見えるものよりも
はるかに多くのことを忘れてゆく
このペースで時を刻むなら
走馬灯もすぐに終わってしまうのかな?
そうとわかっているのならば
アクションだけでも起こそうと思えば
何か出来ることが見つかるかもしれない

一方通行列車の窓から
切り取られたシーンを残したい
せめてお気に入りだけでもいいから

だから過去の形ないものにまで
命を吹き込む秘宝を探そう
たぶんそれは僕の中で育ち、
そしてそれはいつか僕の中で
虹色の花を咲かすだろう

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公開日 2008/05/04
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コメント 何が言いたいのか、自分でもよくわかっていません。でも、感受性が豊かなら日常がもっと素晴らしいものになるような気がして、この詞を書きました。
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