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石のような祈りを、空気のような唄を
作詞 いしけん
ただ簡単に言い表されるようなものには
誰にも知られもしないようなものには
時計の針みたいに終わらないものには
そんなものにはなりたくない 欲しくもない

僕はいつかきっと死んでしまうから
誰かが今手を繋いでいるから
出来ることはただ一つだよ

理由も言葉も形も必要ないよ
手が届かないなら それで
貴女も彼も誰も何も
知りはしないんだ 気づかないんだ


ただの道端で転がっている石なんかは
机の底で光っている光なんかは
いくつもの言葉が折り重なった祈りなんかは
そんなものは欲しくはない 知らなくてもいい

目の前の木もいつか枯れてしまうなら
誰かが産声を上げてるなら
出来ることなんてただ一つだよ

理由も言葉も形も必要ないよ
意味をもてるなら それで
貴女も彼も誰も何も
知りはしないんだ 気づかないんだ

いつまでも歌うよほら
それが空しい響きだったとしても
最後に聞いてくれるのは誰かなぁ
最後にどこまで届くかなぁ

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公開日 2008/06/13
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コメント 連作詩第4弾、これが最後。何をしてきたのか、何がどうなのか。何が出来るのか、何を望むのか。
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