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シボウジコク
作詞 酸性飴玉
誰のためでもなく生きて、痛いんです 私のこと忘れてください
地下道で見つけた殺人現場 目撃したのに逃げてしまった
後日、知った
生きるべき人が死んだこと

誰のためにもなく生きていたいんです 私のこと知らないでください
地球で見つけた輝く命 触れられないから逃げてしまった
後日、知った
生まれたはず命があったこと

ビルの屋上から透明な遠吠えが聞こえました
「これが私の死亡動機だ」
ばらばらになった赤い肉片は闇に沈んで
彼女の死亡時刻は誰にもわからない
泳ぐ雲間から透明な叫びが笑い出した
「これが私の死亡時刻だ」
死亡時刻はわからない でも

朝の静けさから太陽が立ち上がって肉片を拾う
「これが貴方の死亡動機か」
冷たくなった誰かを誰でもなく拾っては泣く
彼女の死亡動機は誰にもわからない
乾いた遺書からかすれた文字が見えて 見れなくて 
「これが私の死亡時刻だ」
死亡時刻はわからない でも

誰のためにもなく生きたいんです 私のこと知ってほしいです
地球で見つけた残骸 太陽が拾ったかけらたち
誰も知らない
生きていた命が死んだ時刻を

同じように生きたかった 同じように認めてほしかった
同じように笑いたかった 同じように心配してほしかった

太陽が拾った肉片は燃えてしまった 灰になって消えた
いつ死んだのか わからなくなった
近くにあった遺書も燃えてしまった 灰になって消えた
なぜ死んだのか わからなくなった

「これが私の死亡時刻だ」
彼女が死んだ時刻は不明 太陽の優しさのせいで燃えてしまったから 

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公開日 2008/06/19
ジャンル 荅鐚鐚
カテゴリ 腓鞘馹
コメント 「これがわたしの××だ」と言いたかった。タイトルは過激な言葉なのかと思いカタカナにしました。詩の中の太陽は優しい人だけど、優しさゆえに真実の消滅みたいなニュアンスです。
酸性飴玉さんの情報











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