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不眠症の貴方
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作詞 reddo |
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もう朝かと思ったら
あなたがカーテンを少し開けて 窓辺に立っていた
そこから もれる月や 街の明かりが
あなたの横顔と髪を濡らしていく
それはもう くっきりと
悲しいくらいに 凛としたあなたの顔に陰影を
眠れない と 云っていたね よく
原因はきっと いろいろだけど
あたしは わかるよ きっと 多分だけれど
難しいね 上手に生きるって 一体何を指してのことなんだろね
知ったかぶりで人の痛みを決め付けるのはいやだよ
知らないことは知らない
だから冷たいんだよね
こんなんで ごめんね
こんな人間で ごめん
あなたが傍にいてくれれば あたしは眠れるのに
あなたの力にはなれなくてごめんね
ぎゅって あたしが眼をつむったあと抱きしめないの 知ってるよ
起こさないように って 窓辺にもたれて夜を過ごしてるの知ってるよ
どう声をかけたらいいのかわからないけれど
あたしのこと抱いて 眠れるなら
いくらでも付き合うから
お願い 抱いて
そんな顔して 胸のなかで泣かないで
抱いて 触れて
そして眠ったあなたの髪を撫でてあげるから
布団に深くもぐって眠るクセや
あたしの胸に頭をもたれて子供みたいに眠るときも
ずっとそばにいるから
そんでもって
少しくらい 泣いたって構いはしないよ
抱いて
朝になれば
あなたは消えちゃうんだから
いい加減
あたしもこりごりだよ
眠れないほどの未練がこの世にあるなら
ちゃんと生まれ変わって
あたしの元に還ってきて
お願い
そして
ずっと抱いて
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