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マスクカラー
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| 作詞 ムメイ |
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何を描けばいいのというくらい 大きすぎるこのキャンパスに
何を描いたら良いのかと 単純な疑問を口にして
好きな景色や好きな物 どれも色々描くけれど
絵の具の色が悪いのか 好きな色にはならなくて
それなら自分を描いてみよう ありきたりな結論にたどり着き
笑顔の色ってどんな色？と 何故か真面目に考えた
とにかく綺麗で鮮やかな 色で描いてみせたとき
あなたは大きく笑いながら 首を横に振っていた
嗚呼この大きなキャンパスに 筆を踊らせ描いた自信作
嗚呼だけどこの鮮やかさは はたして僕の色なのか
何も描けないというくらい ゴチャゴチャになったこのキャンパスの
汚れは白で消せるかなと 無茶な疑問を口にして
絵の具のセットを開けるけど 白い絵の具なんてなくて
仕方がないから黒のみで キャンパス全てを塗りつぶした
しばらく経って気付いたら 取り返しがつかなくなっていた
唖然としている僕を見て あなたはまた笑いながら
「そうそうその色」指差して ひどく泣きそうな僕の顔と
キャンパスを交互に眺めながら 首を縦に振っていた
嗚呼なんでわからないのかな 僕の色は僕が知るはずなのに
嗚呼なんで笑っているのかな 笑顔を気にしている笑顔で
汚れた腕に顔をつたった涙が墜ちたよ
ひどく濁ってでも見たことある そうだこのキャンパスだ
「嫌だ 違う 違うこんなの 忘れたいけど忘れられない」
「何に悩む？それが今まで 君が作った君だろう？」
嗚呼僕は今どこにいる？ これが僕だとわかった今
嗚呼僕は どこへ行く？ また汚い色を撒き散らすのか
今このキャンパスを切り裂こう 綺麗な絵の具を作り出そう
「嗚呼僕は今ここにいる？」 「いるさ まっさらな君が」
嗚呼僕は今描いている 心の中に描いている
嗚呼僕は今笑っている 僕は笑顔を描けている
あなたが首を縦に振るような まっさらな僕の自分色
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