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華美狂乱
作詞 みつを
窓の外 優しく包む朝日と
寒さに悴む手と
少しずれた布団の 何気ない一日を感じながら

今日もただただ日が暮れ
街灯が灯り
曇り窓からうっすら見える明かりだけ

散りばめた星 揺れて光り
夜のとばり 張り詰めてく
意味も無く空見上げて
何を目指す当ても無い
久遠のときを夢見て

歩いてく 吊るされた人形のよう
不変の表情
町はさらに暗く 消えてしまう気さえもした

今日もただただ夜は更け
無音の劇場
震える唇 噛み締め燃える脳裏だけ

忘れられない 忘れたくない
曖昧な火 揺れて消える
吹き抜ける風さえも切なく
何を望むわけでもない
久遠の時を待ちわびて

流れ流れて 人の気持ちも
儚く 散り際に華にもなれずに

もう一度だけ 君に会って
話したい あの日のこと
まだ 忘れられなくて
消えないでくれ まだ早いよ
こんなにも 儚いなら
知り合うこともしなくて良かった
久遠のとき
懐かしい日々
寂寞の
焔へと

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公開日 2008/01/04
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カテゴリ 紊掩
コメント 本より詩の集合です
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