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cats and dogs
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作詞 森水 |
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彼は 不幸を背負った 猫
運命は 既に 決まっていた
身に持つ 色のせいで
何もしてないが 嫌われた 猫
"不幸を呼ぶ"と 戒められ
今日も 独り 闇に溶ける
袋小路の その真ん中に
闇より目立つ 犬がいた
「君の痛みは知ってるんだ 僕に着いて来ないかい」
初めてかけられた優しさは 傷跡に 深く染みた
いつでも 猫は 彼に付いてた
"虎の威を借る狐"じゃないけど
彼も また 一人の命
彼も 昔は 虐められたそうだ
手足は 歴史を 物語っている
「君の痛みよりも深い痛みを 僕は知っているんだ」
初めて向けられた悲しさは 猫の心に 深く染みた
そして いつしか 土砂降りの雨の下
親友は 寝たきりで過ごし
遂に その体を 冷やした
ひとつ 聞いても 良いかな
また 独りに なる前に
「何でアンタは 俺を 不幸を 背負い込んでくれたんだ」
「背負い込んだんじゃない 抱え込んだんだよ
言ったろ 君は 僕と同じなんだ」
別れるのは辛いけど 辛くないものなんて無いから
君は君のままで 僕は何も言わないから
君が幸せなら そうでしょう
彼は 不幸を背負った 猫
大切な 親友を 持っている
そこらの奴とは 一味違う
土砂降り上がり 育った 猫
アンタの分まで 生きてやるさ
何も言うなよ 俺は幸せだから
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