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終わり告げた梅雨の中で…
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作詞 すぎも子 |
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憎しみ 悲しみ そして残虐な光景を振り撒いて
冷たい雨が心の奥まで沁みる
この瞬間を止めることができたらって悔しくて悔やみきれない
世の中死んだ世界の中で希望を抱えて生きているのに
突然訪れた一人の青年で目隠しをされたまま終わりを告げられて
一人の存在が幾千の人たちの悲しみに変わり
立ち上がることすらできない明日を歩みだす
時折吹く風が淋しさの中で横たっている僕の側で泣いている
自分身勝手な行動が人一人の生きる意味を打ち消した
思い出とかじゃなく記録として残された
今日という日がまさか僕にとって人間として最後の日になるなんて
何かを追い求めて生活していたのに突然目の前に武器を持った君
偶然に境遇して興奮状態で僕に向かって走ってくる
血の雨がこの梅雨の季節に降り注ぐ 涙とともに
持っていたコインは銀色だったのに赤く染まって
それを見るたび涙が自然と溢れて紫陽花も悲しみに暮れている
この梅雨の季節が来るたび雨は人々を悲しみで包む
何気ない時間がまた一刻過ぎては癒えることない傷
罪は償いきれない 人の未来は形では見えないけど
死という形で消えてしまったあの晴れた梅雨の街の中で
もうどれくらい経ったんだろう 振り返るあの瞬間
この季節が訪れて 安らかに おやすみ
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