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モノクローム
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作詞 ユメコ |
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ごめんねただ見たかっただけよ あなたの笑顔をあなたの涙を
空の青い日も太陽の近い日も雲の厚い日も
あたしに吸い付いて放れないの 胸を締め付けて苦しめるの
蝕んでいく 腕を足を胴をそして心を
それは心地よい地獄のようよ ああ、あたしはどうしたらいい?
二人並んで歩くプロムナード あたしは右手を愛しく想った
公園の時計は深夜二時を知らせる ポツンととぼる街灯はそれだけでロマンチックで
抱きしめてそれはもう力いっぱいに キスをして気が可笑しくなるくらいに
あなたとの恋を前にあたしは無能な蝶になるのよ
美しく彩られた場所に立つあたし全てあなたのために
小指から胸から髪からまつげまでそう全てあなたのために
ごめんねただ会いたかっただけよ あなたの体にあなたの心に
眩しすぎる朝も少しだるい午後も星の見えない夜も
あたしに巻きついて放れないの 頭を占領して麻痺させるの
囚われていく 腕も足も胴もそして心も
それは快い猛毒のようよ ああ、あたしはどうしたらいい?
二人寄り添って眠る電車のシート あたしは髪を熱く想った
車内のアナウンスは目的地を知らせる でももう少しだけ二人揃って気付かないフリをした
抱きしめてそうね酸素なんていらない キスをして喉が痛くなってもまだ
あなたとの時間を前にあたしは壊れたレコーダーになるのよ
こうして一人歌を唄うあたし全てあなたのために
声から吐息から旋律から想いまでそう全てあなたのために
あなたとあたしを前に世界はモノクロームの夢になるのよ
抱きしめてそれはもう力いっぱいに キスをして気が可笑しくなるくらいに
抱きしめてそうね酸素なんていらない キスをして喉が痛くなってもまだ
モノクロームの夢の中 二人鮮やかな 愛を
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