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つづっていこう
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作詞 セイナ |
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不意に出たタメ息を急いで飲み込むフリをした。
幸せが逃げていくようで怖かったから。
あなたがいないこの部屋。
1人でちょうどよかった部屋に2人で住んで、
ちょっと狭かったのに・・・。
不思議だね。この部屋こんなに広かったんだ。
コーヒーを飲む時に使うマグカップは1つでいい。
だって、あたししか飲む人がいないから。
あなたのは食器棚に置いてある。
でもね、いつでも使えるように手前に置いてあるよ。
不意に出そうになった涙を必死でこらえた。
幸せが逃げていくようで怖かったから。
手紙を書くことにした。
あなたへの届くことのない手紙。
いつ書き終わるか分からないけど、
今のあたしの精一杯の行動。
洗濯物が少なくなったんだ。
だって、あたしのだけなんだもん。
洗濯物よりハンガーの方が多いよ。
不意に出たタメ息を急いで飲み込むフリをした。
幸せが逃げていくようで怖かったから。
手紙の書き始めが思いつかないんだ。
何て書こうかな。とりあえず・・・
「こんにちは。お元気ですか?」
これからつづっていこう。
あなたのいない、これからのあたしを。
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