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ポイズンスパイダー
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作詞 ミスター |
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放射状に糸を張りめぐらして
獲物が掛かるのをずっと待ってんだろう?
刺しても刺されても汚れていくって
その汚れた手で君を殺そうとしてるんだ
「生きていればこの世は照らされる」
その蜘蛛はそれだけを信じて生きてきた
君を汚しても… 僕が汚れても…
この長い糸を伸ばせば空に届かないかなぁ?
カラフルなスパイダー
それは蝶の「綺麗」じゃなくて
毒蜘蛛の証だから 捕らえた獲物を狙う姿が良く似合う
透明なスパイダー
それでも生きたいと願う蜘蛛は
透明に変わったんだ いつか世界が照らされるまで僕は…
強くなんてなれなかった
本能のままに獲物を狙うんだ
綺麗な蝶も 汚れた蜘蛛も 全て
自分の胃袋に詰め込んだなら
空に飛べるかな?雲を掴めるかな?
生きてみれば辛い事と知る
人間の子供達が巣に石を投げる
僕は死んだって… 君が死んだって
悲しむのは獲物の蝶でも怖がる人でもなく
僕と君の死んでない方でしか有り得ないんだ
カラフルなスパイダー
震えながらも毒を散らかす
罪の無い子供達に 石を投げられて溝川に落ちてしまった
寂しがりスパイダー
それでも生きたいと願う蜘蛛は
ヘドロの溜まったそこで 最後の願いをこう言った
「僕の代わりに生きてくれ この世がいつか照らされるまで」
あの言葉だけを胸に生き続けてきた蜘蛛は生まれ変わるとかそんなんじゃなくて友達の毒蜘蛛にそれを託した
カラフルなスパイダー
それは虹の「綺麗」でもなくて
毒蜘蛛の証だから 蝶の「綺麗」でも虹の「綺麗」でもなく
ポイズンスパイダー
それでも生きたいと願う蜘蛛は
色を失って生き返る 残った君の死を悲しむため君を守るため
やっと強くなれた気がした…
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