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あのころ
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作詞 さきゅ |
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あのころの僕らの想い出といえばたわいのないことばかり
考えられなかった きみがいなくなるなんて
僕ときみは同じことを考え 同じ人を想うと思っていた
いま思うとなぜだろう
どうしてこんなふうに思ったのだろう
きっとあのころの僕は根拠のない自信とあるはずない力を持っていたんだね
僕はいま叫ぼう
「帰ってきてくれ…」
でも返事があるはずもなく…
思い続けて幾月が経ったのだろう?
想像もできないよね
きみはもう忘れてしまっただろうか?
あのころの僕ならきみに言えたのかな
「愛してる」
いや きっと言えないだろう
なぜなら言う必要がないと考えていたから
きみは僕のおもうこと全てを理解していると うぬぼれていた
きみは優しかった でもその優しさが僕を知らないうちに固めていたんだ
いまならわかる きみの想いが
きみが想っていたのは 僕ではなく あのころの僕だったのだろう?
やっぱり僕はわかっていないのかもしれない
いまだってきっと自分自身にうぬぼれている
「辛いよ…」
そうきみが泣きながらつぶやいたときさえも 僕は…
きみのこと想えなくてごめん
謝ったってなんにもならないことも知ってるけど
いま叫ぼう
「好きだ」 と…
「愛してる」 と…
いまこそ素直になれればいいのに いまこそ優しくなれればいいのに
なれない僕と 慣れない僕
そんな僕を許してくれ
やり直してとは言わないさ
でも想い出の一つとして 僕をとっておいて
そう願うことしか結局僕には出来ないけど…
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