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自転車
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作詞 KIRA・・・ |
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風に負けんとばかりに
僕はペダルをこぐ。
前方200mに君の姿が
小さく見えたから。
赤い鞄、チェックのワンピース
風に吹かれる君の顔が見たくって、
必死にペダルをこぐ僕に
君は全く気づかない。
気づいてくれよと思っても
声に出す事が出来なかった。
君が後ろを振り返ったから・・・
笑っただろ!汗だらけの僕が
君に見られた瞬間ブレーキかったから。
不思議だろ?そうださ。だって、
僕の想いは届いたんだから!
風に髪をなびかせながら、
僕はゆっくりペダルをこいだ。
全速力でこいじゃうと、
君を追い越してしまうから。
首を傾げて君は言った。
どうかした?って
どうかしたもこうも、
普通ここで気づくだろ?
風に吹かれた君の顔が、
どうしても見たかったから。
君が好きだから・・・
笑っただろ!今、僕の赤い顔を見て。
僕の気持ちは君に見透かされてしまったよ。
不思議だろ?今まで散々言ってたのに、
知られた瞬間恥ずかしいなんて!
笑っただろ!さっき、僕の顔を見て。
赤いのは暑いだけじゃないって気がついたから。
不思議だろ?あんなに必死だった僕が、
今はなぜがずごく焦っているから!
君を自転車の後ろへ乗せて、
アスファルトの坂を下っていく。
辺りはセミの声と、
僕の心臓の音だけ。
思わずブレーキかっちゃったよ!
あまりにもびっくりしてさ。
君が僕に抱き付いたから・・・
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