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思い出巡り
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作詞 TENKU |
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闇に沈んだ四つ角で 思い切り君に手を振った
突然 涙がこみ上げて ペダルを踏みしめた
残った思い出は素敵で だからこそ今は悔しくて
風に飛ばしてしまおうともした 国道沿いの歩道
だけども忘れたくないから 右手の坂登る
真っ黒な森の向こうに浮かぶ 巨大な観覧車
どうしてこんなふうになっちゃったのかな
昨日までは笑い合えたのに
君は俯いたまま 震える声で
「ごめん」と繰り返してた
軋む自転車と切れる息
この山を登りきると
目の前にホタルの群れのように光る僕らの街
ふと気付くと向こうの陰で キスをする恋人
あの夜を思い出しつつも サドルにまたがった
どうしてこんなふうになっちゃったのかな
昨日までは見つめ合えたのに
君は前髪で涙を隠して
「ごめん」と繰り返してた
君との思い出 全部拾うまで
僕は走り続ける
日が昇り 明るくなったとしても
僕は走り続ける
飲み込まれそうな暗い海
水が止まったあの噴水
駅の裏のインド料理店
静寂の大通
どうしてこんなふうになっちゃったのかな
昨日までは抱き合えたのに
君は拳を堅く握ったまま
「ごめん」と繰り返してた
風で髪が乱れても
「ごめん」と繰り返してた
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