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初恋
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作詞 liry |
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紅の空の下で 生き物の声が木霊する中で
ただひたすら 字を書いていた
楽しくて 真新しい紙に生命(イノチ)を吹き込まれるのが嬉しかった
窓から見える そこには一匹の犬と一人の青年
考えなくても名前が出てくるのに
わざと窓から顔を背けた
同じ所にいた彼と 一緒に帰った
どうでもいい話をして 別れて
ほんの少しの喜びにひたりながら
その時にはもう 惚れていたんだ
ある年のバレンタインデー
ボロボロのチョコレートを持って彼の元へ
飾り気のない顔で「はい」って渡して
「バイバイ」って帰ったんだ
今ではもう 良い思い出
今ではもう 話すことも無く
今ではもう 忘れ去れてた思い出
さようなら、そしてありがとう
私は彼のお陰で 少し強くなれたんだ
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