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プレゼント
作詞 くりお
なぁもうそろそろでてきてくれないか 僕が四つんばいになる前に
ふさふさのネコじゃらしに 君の黒い手は不思議そうに何度も頷いた
約束どおりあげるよ あたたかいスープを
ハラペコの君は急ぐあまり 舌をやけどした
電柱の隅 君を見つけた特別な日だから
大きな銀の鈴を君にプレゼントした

どこへ行くにも一緒だった
何をするにも君なしじゃいられなくなったよ
僕は君に可愛らしい銀の鈴をあげたけど
君は君というプレゼントを僕にくれたんだ

それから一年 君は突然 姿を消した
僕はなりふりかまわず 街へと駆け出した
君を見つけた電柱の隅 自販の下とか
お気に入りの魚屋の前 でも君はいなかった

どこへ行くにも一緒だった
でも何をするのにつれても君なしでなければなくなった
僕は君に可愛らしいリボンを用意してたのに
二年目のプレゼントはいつまでもラッピングされたまま

時がたつにつれて ぼくは君のこと
少しずつ 思い出さなくなっていった

そして日々はめぐりやってくる 君と出会った季節が
電柱の隅見つけた 君と同じ黒猫を
まだ幼い彼はおびえるように僕の手を見つめてる
すると脇からもう一匹 親猫が出てきた
彼の首には銀の大きな鈴がぶら下がってたんだ

どこへ行くにも一緒だよ
もうどこへも行かないと約束しておくれ
僕は君にあたたかいスープをあげよう
君は二つもプレゼントをくれたのだから

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公開日 2004/09/01
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コメント この歌詞は何も伝えようとしていません。ただ表\現しただけ、そこにある物語を描いただけです。猫をモチーフに素敵な物語が書けたらいいなと思いこの歌詞を考えました。
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