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温度
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作詞 MEI |
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おはよう
そう優しくアタシの頭をなぜる
アンタの指先の温度が
アタシは一番好き
好き
そう言っても
アンタはいつもの苦笑い
髪をまたクシャリとなでて
アタシの数歩前を歩く
夕方から雨が降るらしい
そう言って
空を仰ぐアンタの瞳に
アタシなんて映ってないの
厭になるくらい
知ってる
傘、持ってない
嘘を言って
腕に手を滑り込ませる
布ごしにつたわる
温度
しょうがないな
なんて言いながら
また苦笑い
そ知らぬふりをして
アタシの手をはずす
それが誰のためなのかも
アタシ、知ってるよ
アタシの髪に手をのせて
クシャリとする
アンタの温度
アタシの一番好きな
温度
その温度が
今
誰のためにあるのか
アタシ、知ってるんだよ
遠くから見えてくる
あのこ
その視線に
自然に熱がこもってるの
アンタは気づいてるの?
足に枷がついたみたいに
重く
圧し掛かる
空
髪
指先
温度
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