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プラム
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作詞 元知。 |
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独りぼっちの時に
貴女といた時の
くだらないひと時を
思い出してみた
あの時最後に言った言葉は
君を傷つけただろう
後から後悔したって
意味がないって
もう意味がないって
わかっているさ
でも、わかってないんだ。
君が「甘酸っぱい」と言った
紅色のプラムは
今僕の舌で感じることが
出来なくなってしまった
もう、味を感じない舌は
君とおんなじ
「召されるなんてナンセンス」
そう言っていた頃を思い出すと
自分が憎くなる。
正直になれなかった自分を悔やむのは
はっきり言って意味のないことだろう
甘くも酸味もないプラムについた水滴が
それについた窪みを伝い
下へと流れていった
もうキスを出来ない
そう思うと2度目の涙が出た
君を感じられる全ての神経を
神に捧げよう
それで君を感じれるのなら
僕は幾らでも捧げよう
僕は甘酸っぱくない恋愛を
プラムと比較する
グラスに落ちたプラムの種
可愛らしいあの笑顔は
もう二度と見られない
愛に満ちたあの瞳は
二度と感じれない
あの時僕が言った言葉は
自分に向き合えていたのだろうか?
時を超える能力が欲しいよ
君に会う前に、僕を強くしたい
もしくはサヨナラを言いたいよ
今唇に触れると冷たいよ
なんでだろう?
もう、二度と光らないその瞳は
悲しく、黒く、澄んでいた
僕は可哀相なんかじゃない
プラムと同じさ
プラムの味を感じられれば
君を思い出せる?
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