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ツマラナイ詩
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作詞 徒花 |
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無意味な言葉交わしながら帰路を辿る
その様を見つめている自分が滑稽で
友達という肩書き相手に笑いながら
ああ 今日も日が沈む
独りではない
そんな解り切っている事を呟いて安心する
哀しい訳が無い
これは自分で望んだ事だと納得させる
カーテンを開けて光を入れる
始まりと終わりの朝が来る
遠いざわめきに怯えたままで
弱い自分を追い遣って行く
平気な顔して教えられた挨拶交わす
そんな事しか出来ない自分が馬鹿みたいで
幸せという文字に縋り付きながら
ああ 日常が始まる
虚言ばかり
そう呟いて震える体抱きしめて欲しいと
自分の事ばかり
悲しくも無いのに頬を水滴が伝った
見上げた空の月に嗤われる
夜に見捨てられた子供がヒトリ
見えもしない道を歩いている
暗闇の中で道化師が囁く
何かを知りたいならば何かをお棄てなさい
何かを得たいならば相応の事を覚悟なさい
何も知りたくないならば独りになりなさい
嘘を吐くなら哀しみに堪えなさい
明るいままの夜が降って来る
安心できる場所はもう無い
良いではないかと誰かが笑う
仮面を付けたままでも笑えるさ
本当が在れば嘘もあるさ
夜が在れば朝もある
不幸が在れば幸せもあるさ
周りが居るから独りにも成れる
ひとつのモノなんて 何も無い
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