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地下室
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作詞 上名 えりあし |
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表だけの付き合い 仮面舞踏会
足りないのは表現だけでも無かったけれど
問いかけの返事は 頷くのみの1パターン
君が君でなくとも 愛想尽きていただろう
動じない表情は 全て引き金に変わって
愛していたのは事実 ただ知らない事が多過ぎた
そこにいるのは誰?
嗚呼 突然の別れにもあがく 僕の夢幻
悔しさと悲しさで
溢れる涙を見られないよう まさしく捕えたのは 僕自身
感情を監禁した 君と言う光に
当てることがお互いの毒だと思っただけで
クールな振るまいも 冷たい牽制じゃない
でも 思えば誰もが 愛想尽きたと思ったろう
動じない表情は 君の取り繕う静寂
愛していたのは事実 つまりあの時間が引き金だった
僕は地下室で
結局最後まで 隠れたまま身動きも出来ず
君は君の部屋へ
ただ帰ってしまって もう出遭わぬよう 堅く扉を閉ざした
今もまだ悔やんでいる 牢は満たされていたのに
心の難破が無さすぎて 寂しい海になっていたことを
そこにいるのは誰?
嗚呼 悲劇の終局に萎んでゆく 僕のドッペルゲンガー
ではここに立っていられた
無傷の僕は誰だろう... まさしく消え逝くのは 僕自身
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