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第3ボタン
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作詞 NY |
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もうすぐこの教室ともお別れ
理由も作らずに一緒にいられる
貴方との唯一の空間だったのにね
小走りで急ぐ廊下
ドアをあけると貴方のいる毎日が
終わってしまうなんて
学校(ここ)を出たら
貴方はあの子との思い出を作る為
一人走り去ってゆくのにね
だから貴方とのたった一つの思い出を
形に残すことにしました
別れの日私にボタンをください
二つボタンのあいた制服に
少しでも私を思い出してくれたなら
それだけで充分すぎる幸せだから
涙の溢れる思い出の日々に
貴方の姿はいつもあったように
貴方の思い出の中には
あの子の姿がいつもあったのですか?
いつもどおりの帰り道
貴方とあの子の後姿が
目に焼きついて
こんなにも悲しいなんてね
だから貴方とのたった一つの思い出を
形に残すことにしました
「私にボタンをください」
少し戸惑いながらも
2番目に手をのばしかけた貴方に
「気使わないで」なんて
わらってみせた。
大切な大切な3番目のボタン。
少し心臓から遠い3番目のボタン。
大切な大切な私の宝物。
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