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あの夏の君と今の僕
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作詞 けい |
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あの夏に見失った愛の形を
未だに曖昧なままにしている
鳴り止まない電話
横目でやり過ごしたあの日
恐らく得たのは自由という名の
静かで寂しい日々
君が与える愛は大き過ぎて
僕の許容量を遥かに越えた
見失った愛を今は
少しだけ後悔
鳴らない電話を今は
横目でやり過ごすんだ
君が愛を喚く度
僕の気持ちは草臥れて
離れて行く気持ちに君は気付かず
冷たいと僕を詰った
あの日君が言った言葉を
今度は僕が口にする
冷たいとあの子を詰る
見えない気持ちを試すかのような嘘
幾等か並べてみたけれど
僕には愛は遠すぎるみたいだ
届かないよ
あの夏はうるさく鳴り止まなかった電話も
今じゃこの沈黙を増すだけさ
余りに切ないから
僕は
横眼でやり過ごす
ねえ、あの夏君は
鳴らない電話に痺れを切らして
今の僕みたいな
切ない想いを抱いていたの?
時々気紛れに鳴るベルに
心を躍らせていたの?
聞けなくて
僕はあの夏に見失った愛の形を
未だに曖昧なままにしている
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