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グッバイ
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作詞 元知。 |
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凍える身を抑えて
街角で咆えている野良犬
“薄汚い”と言われ続けて
もう何年だろう?
そんな時出会ったのは
優しい眼をした黒犬
「君も捨てられたのかい?」と
吠えかけられた
「酷いんだ。あの子は
あんなに僕のことが
好きだって、言ったのに
簡単に僕を捨てた…」
「グッバイって…」
そんなこと言われても
僕は知らないし何も言えない
“薄汚い”僕には今まで
飼い主などいない
「心から愛して
いなかったんじゃない?
好きだって、言ったのも
簡単にあしらってて…」
「グッバイって。」
悲しそうに黒犬は僕の隣から離れた
ごめんね、僕には、愛など解らないんだ
「酷いんだ。僕には
そこまで愛してくれる
ひとなど現れることなんてないのに」
「さようなら。ホントは
愛してほしかったけど
そこまでは、人生
簡単に出来てないさ…」
「グッバイ…」
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