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白月夜
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作詞 ニミナ・カチ |
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生きているのかな
このぼくの魂は
憶えているのかな
わけもわからずに溢れでた
氷りつくほど冷たい涙は
いったい今 どこを
ながれているのかな
ひとつめくる毎にわからなくなってゆくことばかり
ひとつ忘れる毎に強くなった気がするけれど
本当はただ中身もなく
かけがえのないなにかを
失くしているんじゃないだろうか...?
暗い夜
月だけが眠ろうとするぼくを揺する
今 このときなにかがあっても
今のぼくではやっぱりだめなのかな
言い聞かせてくれた
「つらいことばかり考えて生きる
空っぽな瞬間もたまには必要じゃないの?」
その綺麗なダイヤモンドは
干乾びたこころをむなしく滑り落ちた
哀しい夜
君だけに伝えておきたい言葉があるのに
そんなときでも僕のそばには
とぎれとぎれの希望がちらつくだけ
「世界は静かに眠りにつきました
しあわせな人々に平穏のときを
不幸にも苦しむ人にはひとときの幻を
そして、きみと、ぼくにも温もりの羽根を落として...」
寒い夜
君は今 やわらかな友達に抱かれて
嫌なことや 悲しい気持ちや 血だらけの僕を怖れているけど
ここで立ち止まったままじゃいられない
苦しまぎれでも歩いていかなくちゃ
暗い夜
君だけに伝えておきたい言葉があるから
そっと手をとり月をながめよう
ぼんやりだけどね なにか思い出せそうさ
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