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最後の黄色
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作詞 haruo |
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ささやくように 聞こえる言葉 戸惑う影に響かせて
見上げるように持ち上げて 透かして見た 向こう側
目を凝らすと 浮かんでくる あの日の色 時の残照
確かにあった かすかな色
今ではただ横たわる 薄暗い 蜃気楼
最後の黄色 まぶたに焼きつき
憂いをたたえて 明るく 輝く
痛みの雫が流れても 渡る術無く 手を伸ばす
冷めた色と 沈む声 振り返って開けた景色に
きっと聞こえた あの日の声
今ではもう響かない 真っ白な 音の名残
最後の黄色 君に映して
残してきた 長い影の 中に
最後の 色 抱きしめても
今は冷たく 消えていく だけ
どんなに 目を そらしても 視界に光る あの黄色
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