|
|
|
なつかしいどうわ
|
作詞 ロック★ |
|
貴方は暖炉の前にすわり子守唄のように
毎夜おはなしをくれた
君は虹のはしっこを見つけたって話
聞いたことがある?
そこは目には見えないけれど 確かにひかってて
曇り空の下 おひさまの陽ざしを感じるんだって
少し離れれば七色の光が集まってるのが見えるから
あれは虹のはしっこに違いないって
君は少し笑うけど 幼い僕は本気にしてて
今でもその場所を見てみたいって思うんだ
あれは寒い夜のおはなし
少し寂しそうに話してくれた
それは家の中に 迷い込んだ黒アゲハの話
その蝶をそとへ逃がしてあげたってだけ
無邪気に手を振ったけど 知らなかった罪
美しいちょうちょはあの暗い闇に溶けて
凍え死んだことでしょう
あたたかい場所から追いやってしまった
残酷なやさしさ
君は不思議そうな顔 幼い僕は聞くたびないてた
凍えた黒アゲハか貴方の為なのかわからないけど
今貴方がいなくなった部屋で
火の無い暖炉の前に君がすわって
愛を語るように おはなしの続きを
その人はきっと虹のはしっこから空の上へ渡り
七色のあたたかい光たちといっしょに
おひさまと楽しくあそんでる
あの黒アゲハはきっと自由に飛び続けて
お星さまと意気投合して 夜のおそらに解けたの
そして大人になった『僕』は私とずっといっしょ
そうでしょ?
君が笑う
幸せの世界に貴方がいるなら
僕は忘れない あの懐かしい童話を
|
|
|