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少年と鞄。
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作詞 美遊。 |
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少年は いつも大きな鞄を持っていました
ドコに行くトキでも手放さない程 タイセツにしていました
ただ ナニが入っているのかは ダレも知りませんでした
少年が付き合っている少女でさえも
ある日 少女が聴きました
「その鞄の中には ナニが入っているの?」
少年は 少し考えてから 答えました
「ボクの夢さ」
少年は 今日も鞄を持って 街中を歩きました
常に ジブンの夢と 行動を共にしているようでした
そんな少年を観て 少女は とても哀しくなりました
アタシは いつも一緒にはいられないのに と
ある日 少女が頼みました
「その鞄の中に アタシへのアイも入れて欲しい」
少年は 少し困ってから 答えました
「ソレはムリなハナシだ」
少年は 間をおいてから 続けました
「だって キミへのアイは 鞄に入りきらないからね」
「ほんの少し持ち歩くより 全てをダイジに保管しておきたい」
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