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かえって・・・こないよ。きっと。
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作詞 秋 |
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投げた。遠くへ
二度とかえってこないように
目を逸らした。見てられなくて
大きく開けた境界線
急いで閉じて
背中向けて
一人大きく息を吐く
冷たく濃い霧で包んで
開いた瞳も急いで閉じて
出来るだけ深く深く
出来るだけ遠く遠く
支えきれない震えを
必死に掴んで
何度も言い聞かす
投げた。遠くへ
大丈夫。きっとかえってこれない
大丈夫。絶対かえってこれない
何度も言い聞かす
響く叩く扉の音を
出来る限り無視して・・・
落ち着いたはずの震えを
出来る限り掴んで・・・
かえってきてしまった・・・
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