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偽りの青い星
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作詞 羅刹 |
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誰もいない空気さえも寝静まった放課後の教室
鍵をかけ忘れた禁断の小部屋理化準備室
暗い闇の中月光に照らされて見えるは少女
短めのスカートゆらしワルツを踊ってる
指にからむは白く細すぎた骨
表情のない仮面のようなスカルに口寄せて
Ah 今宵も恋してる満月が降り注ぐ
蝙蝠の影が妖しく消え隠れ
時折吹きすさぶ寒い北風に
髪を靡かせ不気味な笑みで自嘲する
鼻にかかるようなツンとした匂いの元は
落ちて割れて砕け散った薬品瓶のせいさ
時代遅れ気味な重さを量る天秤は
人体模型の掌の中で彷徨う
劇薬とかかれたラベルさえも
誘ってるように見えはじめ
Ah 木々が葉を鳴らして恐怖を助長して
変わらないのは少女の足取りだけで
刻々(こくこく)時刻む秒針の音の数に
比例するように月は堕ちていくだけなのか
Ah 化石が覚醒し街中に溢れてく
幾億の呼吸の中にまざってく
小さな球体は地球を模したもの
偽りの青い星胸の中に抱いて
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