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あの日にサヨナラしたくって
作詞 黒羽 鴇
鉛のようにのしかかった空を
地上<した>から見上げて寂しくなった
雨が降りそうなのに風は乾いて
湿度が高くてもまるで砂漠のよう

雲から絶えず落ちてくる雨音に
窓から眺めて泣きそうになった
落ちゆく水滴は止みそうに無くて
僕の想いに拍車をかけてった

よく見える眼鏡をかけて雨を見ようとしたけれど
いくら拭いてもずっとぼやけたまま全然見えやしない

あの日にサヨナラしたくって
いろんな人を傷つけて傷つけて
それでもかつて好きだった人を
忘れたくても忘れらんなくて

未練がましく情けないこの心は今までの傷を抱え
それでもなおその傷を受け入れようと必死でいる



絵を描いて精一杯隠そうとして
虚勢を張って笑ってきた
だけど描きあがった絵はいつも
なぜか泣いてるようにも取れてしまった

『広い世界でたった一人なんだ』と
そう自分に暗示をかけ続けた毎日
それは知らず知らずのうちに僕を
魂の牢獄へと繋いでしまってたんだね

秋雨も既に凍えるほど冷たくなってしまって
冷えた僕の心をもっと冷やしてしまいそうで怖い

あの日にサヨナラしたくって
いろんな人に切り裂かれ切り裂かれ
それでも僕を受け入れてくれた人を
投げ捨てたくても捨てらんなくて

耐えられるほど強くないこの心は今も何かで傷ついて
それでもなおその痛みを消し去りたいと願っている

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公開日 2002/11/08
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コメント なんだろう、外が雨だったからかな?痛みを捨てらんないって辛いですね〜・・・。(-▽-)ιなんか僕が書くのって暗いのばかりですね、明るい詩が書きたいなぁ。
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