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正義のヒーロー
作詞 かぼちゃ
冷たい雨に打たれて お姫様が泣いてた
目にいっぱい涙をためて 助けを求めてた

助けてあげたいけどそれは僕にはできないや
だってピンチのときに飛んでくるのは誰だっけ?

  一緒に待ちましょう お姫様
  正義のヒーローがやってくるまで
  せめて待つ間だけは
  触れはしません 隣にいさせてください
  美しいお姫様


僕ならお姫様を泣かせたりしないよ 絶対に
けど かといって抱きしめられるわけでもない

「あなたは優しいのね」お姫様が僕に言う
そう 僕はヒーローになり損ねたただ優しいだけの男

  さあごご覧くださいお姫様
  正義のヒーローのご登場
  手を差し伸べていらっしゃいます
  どうぞ彼の胸へ飛び込んでください
  美しいお姫様


ヒーローとともに行ってしまった 美しいお姫様
取り残された この僕は
敵の怪獣にさえなれなかった
ただ優しいだけの男

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2004/01/01
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コメント 愛する人にとってのヒーローにもなれず、かといって敵にもなれず。「好きでも嫌いでもない普通の人」であることが、一番切ないような気がして、この詩を書きました。読んでもらえたらうれしいです。
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