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手
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作詞 マユ |
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あたしはただあなたにあたしの存在を知ってほしくて
ただの同級生じゃなくて
ただのクラスメイトじゃなくて
少しでいいから話してみたかった
会話をしてみたかった
話すときは目を合わせてほしかった
うつむかないでほしかった
小さくてもいいから声を聞きたかった
小さくてもよかった
あなたに笑ってほしかった
あたしのことであなたに笑ってもらいたかった
あなたはこんなに近くにいるのに
どうして届かないんだろう?
なんでこんなに遠いの?
どうして手ものばせないの?
近すぎるんだよ?
声が聞こえるんだよ?
誰かと笑う楽しそうな声・・・
笑ってるよ
あなたが
あたしのことじゃない
だれかほかの人のことで
すごく楽しそうで
でもいつもあたしが話すと君はうつむくよね
あたしはあなたのそんな楽しそうな顔をうつむかせたくなくて
見ているだけなんだよ
手ものばせない
自分で選んだこと
でもそれがすごくつらいんだ
つらすぎて前を見られない
あなたの笑う顔を見ると
なぜかすごく悲しくなるから
手がのばせない
それがやるせない・・・
でも現実からは逃げられないね
顔を横に向けるとね
耳が前を向くんだよ?
どうしてもあなたの声が聞こえるんだ
あたしに向けられた言葉じゃない
他の誰かに向けられたやさしい、楽しい言葉たち
だからもう・・・
聞きたくないよ・・・・
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