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ここに要るコト
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作詞 NANO SECOND |
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今まで抑えていた正直な自分はどこにいるのだろう
四方に広がる周りを眺めても何もなく
目に付くのはなぜか自分の姿だった
深く遠くにあるようで 近いのだと古き友は言った
彼は常に浅く近い場所で僕を見ていた
歯痒いが これが自分であると思い 想われていた
しかし古き友は 僕の影を見てこう要った
そこはとても暗いからこっちへ来いと
追いつきそうで追いつかない影を追いかけている
届きそうで届かなくて またやめて
常に見えたのは自分の後ろ姿だった
今まで見てきたものの中は色のついた友と自分だった
落としてはいけないものがあった
それは自分以外の存在がいてくれる喜びなのか?
深く遠くにあるようで 近いものだと古き友は言った
彼は僕を近くで見下ろして見ていた
歯痒いが これが自分であると思い 想われていた
しかし古き友は 僕の姿を見てこう言った
もうあなたは気づいているじゃないかと
追いつきそうで追いつかない影を追いかけている
届きそうで届かなくて またやめて
常に見えたのは自分の後ろ姿だった
追いつきそうで追いつかない影はもう消えた
色のついた自分 もうここにいる
僕は影だったのだ やっと気づいた
友は何も言わず僕を見てこう言った
「おかえり」と。
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