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僕はなんのために生まれてきたのかなぁ?
作詞 なびき
性懲りも無く暴行殴打 既に、スケジュールの一部「いじめ」
別に気にしてないって 大丈夫 大丈夫
顔にゃ笑みを 心にゃ涙を 自分を騙すこの意味と歯がゆさ
学校で一時間目はトイレでリンチかな? 休み時間かぁ・・・

やるせない痛み 消毒液もきれてきてんだ
別になんてことはないよ 助けてなんか言わないって
助けてと言うときゃ死んでる 覚悟してる

今日も 学校でハリツケゲーム こいつのパンチよわぁ、、よわぁ、、
昼休みを知らす合図 俺はいつもどおり教室から出る
この後、あいつらが寄ってきて ・・・・
しかし、そこは今までとは違う風景があった
僕の好きな少女 可愛い制服を着て お似合い王子を横に
ふと横からストレートパンチ 血を吐き地に這い
すかさず、蹴り、蹴り、蹴り
いつもなら無心で平気だ 今日の昼飯は〜なんだろ
なんて平常ではいられなかった 今日はだめなんだ
俺の初恋の人が突っ立ってる she so cute
30分経ったかな 意識は戻る 痛みが体中をノックする
どうやら、終わったらしい 
授業始まってるかぁ 理科室へ急がないと
?教科書ないな ぁぁ そっか 隠されたのか
ぁぁ 俺がどんな反応するかおもしろがってんだなぁ
う〜し おもいっきりドジふんでやるかぁ

中身はない壊れかけの筆箱を手にとり 理科室へと向かう
ふわっ あの少女の匂いが 漂っている
ぁぁ なによりも愛しく なによりも憎い この匂い
地面にふと目をやる ハンカチ 俺にゃ分かった
その所持者が誰か 筆箱が腕の間からするりとぬけおちる
理科室へ行くことなど とうに忘れた
血まみれの手を制服で拭き そいつは大事にハンカチを手に取る
一目散に少女の教室へ向かう ギシッ 体中を痛みが走りぬける
しかし、そいつは痛みなど 感じていなかったろう
3階へ上がる ここへ来たのは初めてだ 
でも、知ってる 知ってるよ 知ってる
悪いやつらの溜まり場なんでしょ? その位、知ってるよ
授業サボって あははっ
走った 走った おそろしい悪魔の連中がそこには居た
こっちを見てなにかを話ている 
ためらいもなく 走る 走り抜ける 目をつぶって
腹にパンチがはいる 足に一撃 顔面に一撃
既に、血まみれ 胸に大事に隠すそのハンカチを除いて


着いた 教室のドアを開け ズがっツ!
・・・どうやら蹴りが入ったらしい 顔面がドアにあたり
でかい音を立てる ずるずる落ちゆく体
手を・・・・胸内ポケットへ ハンカチを手に握り締める
ドアが開く 彼女が見えた こりゃ、また 彼女はドア側に一番近かったのか あはは
ハンカチを少女へ近づける ・・・・
嫌々と手をさしだしてくれた少女 「ありがとぅ・・・」
・・・・



そっかぁ、俺はこの日のために生まれてきたんだ 神様はいたんだ あはは
涙を出す力もなく しかし、力強く心の底から笑うそいつ
次第に意識は遠のく・・・・





聖なる空へと旅立った いかにも満足気な笑みを浮かべて

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公開日 2002/10/11
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